開催状況が不透明となっている「オリンピックeスポーツゲームズ」に向けた現状が明かされた。
9月開幕する愛知アジア大会ではeスポーツ競技が採択され、7種9タイトルに日本から代表団が派遣される。大会に向け、7月には味の素ナショナルトレーニングデンター(NTC)内にeスポーツ特化の新施設「HPSC Eスポーツラボ」が新設されるなど、国内での動きも加速している。
一方、アジア大会後の大規模国際大会の枠組みについては、整備が進んでいないのが現状だ。eスポーツにおける国際大会は、開発会社主催でゲームタイトルごとに行われるものが多い。国際オリンピック委員会(IOC)もサウジアラビアの団体、eスポーツ財団(EF)と協力し「オリンピックeスポーツゲームズ」の開催を目指していたものの、昨年10月に協力関係を解消。今年5月にはIOCのeスポーツ専門委員会が休止されたことが報道された。
しかし、日本eスポーツ協会(JeSU)関係者は「休止になったのはオリンピックeスポーツゲームズの開催可否を判断するための委員会。大会の開催が決定し、その役割が終了したから休止した。大会に向けた動きはちゃんと検討されている」と、IOCがeスポーツに対し消極的になったことを否定する。
その上で「オリンピックeスポーツゲームズをIOCが推進するにあたって、新しい国際団体ももう立ち上がっている。ここを起点として大会がまとめられいく。近々、何かしらの発表があることを期待している」と今後のさらなる展開を見据えた。
IOC主導ではないものの、今年11月にはEF主催の国別対抗戦「eスポーツネーションズカップ」(11月、サウジアラビア・リヤドで開幕)も控えている。日の丸を背負ったeスポーツアスリートを官民、そしてファンが一体となって支えていける環境づくりが待たれる。











