F1レーシングブルズが姉妹チーム・レッドブルのハンドルを握っているリアム・ローソン(ニュージーランド)の復帰を熱望した。

 レッドブルはアイザック・ハジャール(フランス)が手首の骨折のため戦線離脱。そこでレーシングブルズのローソンを昇格させるとともに、レッドブルでリザーブの角田裕毅(26)をニュージーランド人の代役に指名した。オランダ・グランプリ(GP)から3戦を戦い、ローソンは14ポイント、角田は1ポイントを獲得した。

 専門メディア「F1 OVERSTEER」は「ローソンがレッドブルに昇格して以来、ブルズのコンストラクターズ争いにおける5位の座は弱まっている。角田は1ポイント獲得したが、当然ながらローソンのスピードには及ばなかった」と指摘。今季好調でトップ4(メルセデス、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ)に続く5位の座を死守したいところとあって〝エース〟の復帰を待望している。

 英メディア「スカイスポーツ」のF1解説者でメインコメンテーターのデビッド・クロフト氏は「ローソンにとって3戦目にしてレッドブルでのレースは最後になると思う。ブルズは今すぐにローソンを戻したい。角田には大変失礼ながら、ブルズはローソンの方が優れたドライバーと考えている」と指摘した。

 5位のレーシングブルズは6位アルピーヌに9ポイント差に詰め寄られている。ローソンの復帰についてはハジャールの状態とレッドブルの意向が大きくかかわるため、次戦の動向はまだわからない。しかしチーム側は史上初のトップ5入りに大きな焦りがあるのは間違いないようだ。