立教大の原田昭夫駅伝代理監督が、人目をはばからず涙を見せた。

 立大は14日に行われた第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)で6位となり、本戦への出場権を獲得した。

 前監督の上野裕一郎氏(38)は、女性部員との不適切な交際を報じられ、11日付で解任された。チームは揺れたが、踏ん張った。原田代理監督は「いろんな人に迷惑をかけてしまって、本当に申し訳ない。(予選に)出れないかなと思った時もあったけど、無事に出られて皆さんに本当に感謝しています」と声を震わせた。

 11日に不祥事が発覚してからは、選手の心のケアに徹した。「毎日選手と話をして、学生の信頼を得られるようにミーティングをしていた。最初は心の部分が非常に辛かっただろうけど、ミーティングを重ねていくうちに自分たちでやるしかないという気持ちを持って、頑張ってくれた」と選手をねぎらった。

 立大のタイムは10時間37分06秒と、昨年から9分以上縮める結果となった。「積極的な走りで、最後まで粘り抜くという理想的な形。お許しをいただけるなら、本戦の方に参加させていただきたい。若い子たちのために、頑張りたい」と涙ながらに、本戦出場を強く訴えた。