全日本プロレスのエース・宮原健斗(34)が「打倒・RIZIN」を旗印に、3冠ヘビー級王座奪取を誓った。

 タッグパートナーの青柳優馬(27)が保持する同王座に、21日の東京・後楽園ホール大会で挑戦する。これまで何度も3冠王者として優馬の挑戦を受けてきた宮原だが、立場が逆になったのは初だ。そんな優馬ら〝新世代〟の勢いを象徴する状況に宮原は危機感を隠さない。新世代とベテランの狭間に置かれ中途半端な位置になりつつあるとして「僕は再び新時代の先頭になるのか、それとも壁に回るのか。考えたくはないけど、過去には同じような状況で世代の波に飲み込まれてしまう選手だっていたわけです。つまり、今回は僕の存在をかけた戦いなんですよ」と今後のキャリアの方向を定める大一番だと闘志をみなぎらせた。

 もちろん負ける気など毛頭ないエースは、勝利の先も見据える。全日本は大みそかに東京・国立代々木競技場第二体育館大会を開催。マット界の大みそかといえば格闘技イベント「RIZIN」のイメージが強いが「だからこそ、チャンスなんですよ。比べられるから『やっぱりプロレスって面白い』と思わせられるんじゃないですか!」と鼻息が荒い。そして「そのための僕でしょ。僕が王者として大みそかに3冠戦をやればプロレスがRIZINに勝てる。だから今回、僕はベルトを取らなきゃいけないんですよ」と自己陶酔した。

 12日の新木場大会ではタッグでの前哨戦で優馬と対戦。直接の白星とはならなかったが、激闘の末に弟の亮生をシャットダウンスープレックスホールドで沈めて好調ぶりを示した。この勢いのまま、青写真通りに進めるか。