自力で2位を確定させることはできなかった。ソフトバンクは9日のオリックス戦(京セラ)に1―4で敗れた。独走でリーグ3連覇を許したライバルにレギュラーシーズン最終戦で屈し、今季の直接対決の戦績は11勝13敗1分けの負け越し。ペナントレースは最終的に15・5ゲーム差をつけられる完敗だった。

 引き分け以上で2位が確定する試合だった。クライマックスシリーズ(CS)ファースト・ステージ本拠地開催権を得るか否かは、下克上日本一を目指す現場はもちろん、興行面で潤う球団側にとっても差は歴然。必勝を期して臨んだゲームだった。

 試合は劣勢で始まった。先発の柱・有原が苦手とする初回に先制点を献上。一死から宗に右中間を破る二塁打を打たれ、二死一、三塁から杉本に先制の適時遊撃内野安打を許した。0―1の6回には、二死から9番・若月に右翼スタンドへ6号ソロを献上。打線が相手先発のルーキー左腕・曽谷に6回1安打に抑え込まれる中、手痛い追加点を奪われた。

 劣勢を打破しようとする一方で、気持ちが空回りするかのような展開だった。7回は3番手で和田が今季初のリリーフ登板。先頭に二塁打を浴び、次打者を一ゴロに仕留めて一死三塁としたところで交代。7年ぶりのシーズン100イニングを達成した。だが、後を受けた藤井が後続を抑えられず、2点を追加されてリードを4点に広げられた。

 打線は8回に一死満塁のチャンスをつくるも今宮が併殺打に倒れるなど、試合を通して終始かみ合わなかった。3冠王を狙った近藤は首位打者には届かなかったが、この日の最終第4打席に左中間席へ一矢報いる26号ソロ。試合を残すポランコ(ロッテ)、浅村(楽天)に本塁打王争いで並んだ。

「2位で通過しないと意味がない」と語っていた藤本監督。2位確保は10日の楽天―ロッテ戦(楽天モバイル)の結果次第となった。4位・楽天が勝つか引き分けで3位・ロッテを逆転し、ソフトバンクの2位が確定。結果を受け止め、じくじたる思いで吉報を待つ。