DDTマットで行われたアジアタッグ選手権(7日、新潟・三条市厚生福祉会館)は、王者の秋山準(53)、鈴木鼓太郎(45)組が、全日本プロレスの大森隆男(53)、ヨシ・タツ(46)組を退け、初防衛に成功した。

 全日本創業者、故ジャイアント馬場さんの故郷で開催された全日本管理ベルトのタイトルマッチ。前王者の邪道・大仁田厚は電流爆破デスマッチ形式での防衛戦を敢行していたが、9月18日名古屋大会で王座を奪取した秋山が「俺らが取ったから、もう電流爆破じゃないぞ。バリバリのプロレスやりに来い」と古巣マットを挑発したことから、PWFルールで行われた。

 先発は秋山と大森。ともに1992年に全日本でデビューした同期で、95年1月には2人のコンビで同王座を戴冠したこともある。再会を確かめるかのように静かな立ち上がりだったが、次第にヒートアップ。場外でブレーンバスターを決められた秋山は、爆弾を抱える腰への集中攻撃を浴びて苦しんだ。

 その後も孤立した秋山が全日軍の猛攻をくらったが、ヨシ・タツにカウンターのラリアートを決めて脱出。鼓太郎が軽快な動きで流れを変えた。10分過ぎに再び大森と対峙した秋山は、ランニングニー、エルボーで追い込み、秋山のニーと鼓太郎のエルボーの合体攻撃が炸裂。最後はエクスプロイダーからリストクラッチ式につなげて勝利した。

 試合後は坂口征夫と岡谷英樹がリングに登場。征夫は「ここ三条は、ジャイアント馬場さんのおひざ元でしょ? その馬場さんが生前かわいがっていたウチの親父、坂口征二が一番最初に巻いたのがそのベルトなんだよ。その息子が、このおひざ元の場所で挑戦表明する。これだけでも十分だろ?」と名乗りを上げた。

 アジアタッグは馬場さん、故アントニオ猪木さんも巻いた日本最古のベルトで、征夫の父で〝世界の荒鷲〟こと坂口征二氏も71年12月に吉村道明とのコンビで戴冠。征夫が手にすれば、親子2代での戴冠になる。

 秋山は「オッケー。坂口選手、あなたの言葉で十分だ。その歴史、もう語る人もいなくなっている。やろう!」と即答。V2戦での激突が決定的となった。