2度目の右ヒジ手術を受けたエンゼルスの大谷翔平投手(29)の復帰ロードはどうなるのか。トミー・ジョン手術を2度経験しているレンジャーズのネーサン・イオバルディ投手(33)が27日(日本時間28日)に経験談を語った。移籍1年目の今季は24試合に先発して12勝4敗、防御率3・26。チームは大混戦のア・リーグ西地区で1位だ。

「1回目のトミー・ジョン手術は高校生の時、次が9年開いて大リーガーになってからだったからリハビリにおいて施設やサポートなどのリソースに大きく違いがあったけど、基本的に回復のプロセスは同じだ」

 2度目の手術はヤンキース時代の2016年8月に受けて成功。17年に投げられないことから同11月に事実上の戦力外を通告され、FAになった。「できる限り(マイナスな気持ちは)振り払って、いかに早く復帰できるかに集中した。10~11か月間をオフシーズンと捉え、その間は戻れないって受け入れ、あとははしごを一段一段登るプロセス。自分をかわいそうと思いたくなかったし、リカバリーとの戦いには負けたくなかった」と振り返った。

 医師の言葉を信じ、医療スタッフのアドバイスを素直に聞くことが自分の役割だと理解したこともプラスに働いたそうだ。また、17年2月にレイズと2年契約を結べたことも大きなサポートになったと明かす。

「いくつかオファーがあった中で、レイズのメディカルスタッフの良さを聞いていたし、金銭的な面でもレイズの条件が良かったのでレイズを選んだ。レイズが2年契約で、1年はリカバリー、2年目はプレーしてほしいと言ってくれたのはありがたかった。結果的に(18年7月に)レッドソックスにトレードされ、その年ワールドシリーズを勝った。本当に人生、何が起こるかわからない」

 最後に大谷について尋ねるとこう返ってきた。

「彼は打てるから、自分とは違う立場だし、実際今どんな状況かは分からないけど、たとえトミー・ジョン手術を受けていたとしても問題なく復帰する。彼はそんな選手。今オフのFAも楽しみだし、彼によって二刀流選手がもっと増えたらいいと思う」