泣きっ面に蜂だ。巨人が20日の阪神戦(甲子園)に3―4で痛恨の逆転負け。試合前には大砲・中田翔内野手(34)が腰痛の影響で登録抹消され、CS出場に向けて原辰徳監督(65)はついに崖っぷちに立たされた。
7回の攻撃で丸の18号ソロで同点に追いつき、さらに相手の適時失策で勝ち越し。形はどうあれ1点をリードしたが、8回に悪夢が待っていた。3番手・菊地が二死から四球を与え、二死二、三塁のピンチを招いてノイジーに痛すぎる逆転の2点適時打を浴びた。
指揮官としては「ウチの中での最善策ですね」と自信を持って送り出した右腕。最後のあと1つのアウトを取れない結果に「野球はやっぱりスリーアウトという中でやるわけですから」と渋い表情だった。
この日の試合で3位・DeNAが広島に勝利。残り9試合で3・5ゲーム差に広がり、巨人は21日の同戦に敗れると、自力でのCS進出がいよいよ不可能となる。今季は坂本ら主力に故障が相次ぎ、なかなか戦力が整わなかった事情もある。それでも16日から守護神・大勢も約2か月半ぶりに一軍復帰。シーズン最終盤で〝フル戦力〟になったと思われた矢先、15日から戦列復帰したばかりの中田翔が再び登録抹消となった。
最後の最後まで歯車がかみ合わない巨人。原監督は「明日また強くぶつけて戦っていきたいと思います」と力強いひと言を残して敵地を後にしたが…。熟練指揮官が2年連続でBクラスに沈んだ経験はない。最大の窮地でどんなタクトを振るのか――。











