そんな勝ったなんて知らんかったよ――。20日、阪神は巨人戦(甲子園)に4―3で逆転勝利した。

 試合は先発・伊藤将が7回に崩れ、2―3と逆転される嫌な展開も、すぐさまひっくり返した。巨人3番手・菊地に8回二死から襲い掛かった。4番・大山の四球を口火に、続く5番・佐藤輝が右翼線へと運び二、三塁とすると、6番・ノイジ―が中前に逆転の適時二塁打。4―3と再逆転すると、9回を守護神・岩崎がリーグ単独トップに立つ33セーブ目で締めた。

 これで今季の対戦成績は阪神の18勝5敗1分け。年度別の対巨人戦の球団史上最多勝利記録を更新。試合後、これを振られた岡田彰布監督(65)は「あ~そうなんですか。それは知らなかったですねぇ」としながらも逆転勝利に上機嫌だ。

 この日、同じ関西に本拠を置く、オリックスでパ・リーグ3連覇を決めた。セ・パの関西球団が両リーグでそれぞれのリーグで頂点に立ったのは1964年の阪神(セ)、南海(パ)以来、59年ぶり2度目の快挙となった。

 岡田監督にとっても、オリックスは12年まで3年間、指揮を取った経験のあるなじみのある球団でもある。来るCSの行方次第では「関西対決」となる日本シリーズの期待も十分膨らむが、指揮官は「まだ、それは全然、考えてないです。クライマックスもあるんで。まだ、全然、考えてないです」と苦笑い。笑みを浮かべて〝時期尚早〟としながらも、地元・関西メディアの期待の高さを改めて感じ取っていた。