阪神の高卒ドラ2ルーキー左腕・門別啓人投手が15日の広島戦(マツダスタジアム)でプロ初登板を果たし、3回6安打1四球3失点。将来を嘱望される19歳が、大海原へと帆を広げた。
出番は2―0と2点をリードして迎えた3回。2番手としての救援起用だった。立ち上がりのイニングでもたつき一挙3点を失ったが、続く4回と5回は無失点にまとめた。「最初はちょっと緊張しましたが、先輩方が声をかけてくださって、徐々に緊張もほぐれました。結果はどうであれ、すごいいい経験になった」と初々しい表情で自身の初陣を振り返った。
結果こそ凡庸だったが、確実に一軍の舞台でも通用する部分はあった。力感十分の直球で押し込み、切れ味鋭いスライダーは何度も空振りを奪った。「スライダーだったり、真っすぐもいいところに決まれば詰まったりファウルを取ることもできた。もっともっと真っすぐで勝負したかったですが、そこは次につなげていきたい」。
5回に4―3と阪神打線が一時勝ち越したため、門別は勝ち投手の権利を手にしたままマウンドを降りた。だが、後続の救援陣が打ち込まれてしまい、再逆転を許してしまったため、背番号30のプロ1勝目は幻に。高卒1年目新人が初登板で初勝利を挙げることができれば、球団史上初の快挙となるところだった。
試合後の岡田監督は「勝ち投手いったなあと思ったんやけどな。おーん。3イニング抑えたからな。まあしゃあない」と苦笑い。「もうちょっとなあ、(捕手が)リード考えたら抑えてるよ」と一定の評価を下した。












