CS圏争いが激化している。ソフトバンクが12日の西武戦(ベルーナ)に8―4で白星。延長11回に一挙4点を奪って試合を決めた。ヒーローは4番・近藤だ。一死一、二塁から2点適時二塁打で勝ち越しに成功。藤本監督は「最後にいいところで打ってくれましたね」と称賛した。

 これで貯金は2。残り19試合で2位・ロッテと1・5差、4位・楽天と2・5ゲーム差の3位にいる。チームにとってラストスパートに向けた強みが攻撃力だ。総得点数はリーグトップで9月以降は1試合平均4・5得点を奪っている。さらに固定できずネックとなってきた〝5・6番問題〟が解決しつつあることもポジティブ材料。首脳陣からも「そこが大きいのは間違いない。ここからもポイントになってくると思う」との声が出ている。

 打線の3、4番には3冠王を狙える成績をマークしている柳田と近藤の2人が並ぶ。その一方で悩みのタネだったのが、出塁率も高い2人をかえす役割を担う〝その後ろ〟。重圧がかかる打順な上に外国人が不発だったことも大きく影響し、5番打者のトータルの打率はまさかの2割6厘に低迷。6番打者も2割2分8厘(いずれも試合前時点)に沈んでいた。

 現在、藤本監督は出塁率が高く勝負強い中村晃を5番に起用。さらに好調の今宮を基本線として6番に置き、これがハマっている。中村晃がこの日、守備の際に右脇腹付近を打ちつけ、打撲と見られる症状で途中交代となったことは気がかりだが、両者ともに打撃の状態はよく9月以降は打率3割超えとなっている。

 今宮は「チャンスで来るし、緊張して打席に入っている」と口にしながら、この日も3安打4打点の大暴れ。ついに5・6番の〝問題解決〟で最終盤へ本領発揮といきたいところだ。