実績十分のキューバのレジェンドが帰ってきた。ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(37)が25日、ペイペイドームで入団会見を行った。
 
 一度は昨季限りで退団。しかし、ガルビス、アストゥディーヨ、ホーキンスの助っ人野手3選手がそろって0本塁打と不発なチーム事情もあり、わずか半年での出戻り復帰となった。

 昨季の成績は打率2割6分9厘、14本塁打、40打点。特に8月以降は51試合で打率2割9分1厘、9本塁打、32打点と存在感を発揮した。勝負強い打撃も持ち味だ。

 日本球界10シーズン目に向けて「本塁打や打点を期待されていると思う。キューバでも準備してきたので、しっかり日本でも発揮できるように頑張りたい」と腕をぶした。

 年齢は30代の後半で成績も落ちてきている。球団からすれば、至上命令であるV奪回への〝応急処置〟でもある。

 現在はNPB全体で見ても外国人野手が〝不作の時代〟となっている。特にパ・リーグでは顕著で、外国人選手が打撃タイトルを獲得したのは2017年のデスパイネが最後。昨季も規定打席到達は、打率2割1分3厘、15本塁打、46打点の西武・オグレディただ一人だった。今季も打率2割4分5厘で、8本塁打、25打点の西武・マキノンだけだ。12球団で見ても〝大当たり〟の確率が低くなっているのは間違いない。

 外国人野手の追加補強に限れば、アジャストの必要性がない〝計算のできる長距離砲〟の存在は貴重だ。もちろん、今後を考えれば、いつまでも〝デスパイネ頼み〟とはいかず、前に進まないといけないが…。

 現在の傾向は一過性のものなのか、それとも今後も続いていくのか。今季から四軍制を敷くソフトバンクは、直近で次々と中南米の若い外国人選手と育成契約を結んできた。

 球団フロントは「さまざまな要因があると思うが、日本人投手のレベルも上がり、以前のように3Aから来た外国人の野手が必ずしも打撃ランキングの上位に名を連ねている時代ではなくなっている」。

 その上で中長期的な戦略として「今、取り組んでいるように自前で育てていくというのが一つだと思う」と話している。