西武・高橋光成投手(26)が10日の日本ハム戦(エスコン)で6回3安打無失点の好投で、3年連続4度目となる10勝(8敗)をマークした。

 打線は先発全員安打となる20安打の猛攻を浴びせ、チームも10―0で5連勝。体調不良から復帰し、2戦連続でKOされていた右腕は「ここ2試合苦しい投球が続いていて、たくさんのファンの前でいい投球ができずに悔しかった。今日は初回から全力で行って、最後はちょっとバテたんですが、何とか気持ちで行けて良かったです。(2桁勝利は)うれしいですし、野手の皆さんにもたくさん点を取ってもらったので感謝しています」と頭を下げた。

 高橋光は開業1年目となる敵地・エスコンフィールドで3戦全勝。相性の良さは本人の実力はもちろん〝見えざる力〟も後押ししてくれているようだ。

 近年の高橋光はオフのたびに渡米。おととしはテキサス州にある元西武のザック・ニールの邸宅を訪問し、昨年はフィラデルフィアでのワールドシリーズ第4戦(フィリーズ対アストロズ)を観戦した。そして、帰国後の契約更改では「臨場感がすごくてここで投げたいと思った。世界最高峰のところでプレーしてみたい」と将来的なポスティングでのメジャー挑戦を球団側に直訴した。

 そんな高橋光にとって、日本にいながら〝MLB仕様球場〟の雰囲気を感じられる同球場はさながらパワースポット。エスコンの設計や施工にはテキサス州ダラスに本社を置き、レンジャーズの本拠地「グローブライフ・パーク・イン・アーリントン」など多くのスタジアム建設を行った米大手建築設計事務所「HKS」が携わった。

 当の高橋光も「すごい球場の雰囲気が良くて気持ちも高ぶりますし、投げていてすごく気持ちがいいというか、いい球場だなと思います」と、まんざらでもなさそうだ。