WWEの元統一タッグ王者ジェイ・ウーソ(38)はどこに向かうのか。今後に注目が集まっている。

 父がWWE殿堂者のリキシで、双子の兄ジミー・ウーソとの兄弟タッグ「ウーソズ」として長らく活躍してきた。近年はいとこのWWEユニーバーサル王者ローマン・レインズ率いる「ザ・ブラッドライン」で大暴れしていたが、独裁者レインズの横暴に反発してユニットを離脱。8月5日「サマースラム」でレインズのベルトに挑戦するも、兄ジミーに裏切られて王座奪取はならなかった。

 翌週のスマックダウン(SD)では、レインズと完全決別した上で「SDもWWEも辞める!」と唐突に退団表明。団体も退団扱いしていたが…わずか3週間後、2日の「ペイバック」にロウのメインロースターとして復帰することが発表された。

 いくら何でも早すぎる復帰となったが、今週のロウ(ノースカロライナ州シャーロット)のオープニングに登場すると、観衆は熱狂的な声援を浴びせた。マイクを握ったジェイによると、「いなくなってまだ2、3週間だろ、でももっと長く感じたよ。もう限界だったんだ」という中でコーディ・ローデスから連絡をもらい、ロウでの復帰を決めたのだという。

 ここで、ブラッドラインの元メンバーでジェイとはライバルだった前統一タッグ王者のサミ・ゼインが登場。ジェイはこれまでレインズのために悪行の限りを尽くしてきただけに、「ロッカールームには、お前がここにいることを問題視するやつらがたくさんいる」と忠告した。その上で、WWEマットきっての人気者は「お前は自由になったんだ」と、過去を水に流して握手を求めた。ジェイは一度は渋ったふりをみせたものの、笑顔で応じるとゼインと和解のハグをかわした。

 観衆も「ウーソ! ウーソ!」の大チャントでジェイを支持。このままハッピーエンドで終わると思いきや…WWEマットは甘くない。「ペイバック」では、フィン・ベイラー&MITB覇者ダミアン・プリーストがゼイン&ケビン・オーエンズから統一タッグ王座を奪取。闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」は女子世界王者リア・リプリー、NXT北米王者ドミニク・ミステリオと合わせ、メンバー全員がタイトルホルダーの快挙を達成した。

 さらにJDマクダナも〝闇落ち〟したが、ドミニクがバックステージで何とジェイをユニットに勧誘。WWE殿堂者レイ・ミステリオの息子は、同じ2世レスラーとして苦労を味わってきたジェイの共感を誘いながら、言葉巧みに「いつでも両手を広げて待っているよ」と接近してきた。

 ゼインと仲直りしたジェイだが、なぜか断らず思案顔。せっかく人気者になったのに、まさか闇落ちしてしまうのか? 果たしてリキシの息子の選択は――。