【台湾発】3日に行われている野球のU―18W杯(台北・天母野球場)日本―米国戦で、審判団の判定を巡る珍事が発生した。

 問題のシーンは4回無死二塁の場面。4番・グリフィンが放った詰まった当たりはマウンドの前田のグラブの中へ。スタートを切っていた二走・モランドは塁間で挟まれる形となり、最後は二塁上でタッチアウト。打ったグリフィンはその間に二塁まで到達したが、二塁ベース上から足を離しなぜか三塁へ走り始めようとしたところを確認して内野手がタッチ。両走者ともに走塁死で二死走者なしの場面に代わるかと思われたが、判定にもたついている間にグリフィンは三塁までダッシュ、そして勢いそのままにホームベースを踏んだ。

 グリフィンの走塁中にも審判はボールデッドであることを身ぶり手ぶりで伝えたが、米国側の三塁ベンチは得点が入ったと大騒ぎ。慌てて馬淵監督もベンチを飛び出して審判に説明を求めると、最終的には審判団による協議が始まった。

 話し合いは即終了するかに思われたが、なかなか進展せず…。加えて、競技の途中にはなぜか一時「米国に得点追加」の宣告がなされて三塁側ベンチは再び大盛り上がり。これは技術委員室からの説明を球審が理解できずに誤った判断が下されたことによるもので、すぐさま同委員が訂正のため駆け付け「本当に理解できているのか?」と再説明。結局、得点は取り消され、二死走者なしの状況から試合が再開された。

 国際大会ならではのハプニングでリズムを崩された高校侍ジャパンだったが、後続をしっかり押さえてこの回を無失点で切り抜けた。