広島・小園海斗内野手(23)が攻守で存在感を発揮している。

 1日の中日戦(マツダ)では0―3の4回に相手先発のドラ1右腕・仲地の145キロ直球を捉え、今季初めて3番に座った8月15日の阪神戦以来となる5号ソロを右翼スタンドへ。反撃ののろしとなる一発に「いい反応で強くとらえることができた。まずは1点をかえすことができて良かった」と胸を張った。

 2点を追う6回の先頭でも中前打で出塁。4番西川の二塁打、デビッドソンの四球で無死満塁の好機につながり、堂林の左前適時打で小園は生還した。さらに坂倉の遊ゴロの間に1点を奪って同点に追いつき、一時は試合を振り出しに戻した。

 今季はレギュラーとして期待されながら打率5分3厘という極度の打撃不振で4月21日に二軍落ち。再び一軍から声がかかったのは7月4日だった。しかし、ジワジワと打率を挙げて最近では3番に定着。試合前までの直近9試合では39打数12安打で打率3割8厘と好調をキープしている。本職が遊撃の守備では三塁や二塁もこなす。

 同点の8回に4番手の島内がつかまり、3―5で敗れて自力優勝の可能性が消滅。首位を快走する阪神に優勝マジックが「18」で再点灯した。赤ヘルが逆転Vを目指す上でも、小園のさらなる奮起は欠かせない。