執念のひと振りだ。巨人・岡本和真内野手が27日の阪神戦(東京ドーム)で決勝の左前適時打を放ち、4―2の逆転勝利に貢献した。
やられっぱなしでは終われなかった。2点差を追いつき、同点で迎えた8回二死一、二塁。相手先発は今季5戦5敗を喫した天敵の伊藤将だ。この日も3打席凡退で厳しい内角攻めにさらされた。しかし、やられたらやり返すのが4番だ。左腕が投じた5球目の143キロ直球をぶっ叩き、ついに勝ち越し点をもぎ取った。
チームの連敗を2で止めた殊勲の男は、表情に出さないまでも内心では燃えに燃えていた。「ずっとやられていましたし、何とか俺に回してくれと思っていた」。伊藤将にはこの日の5回まで22イニング連続無得点に封じ込まれ、G打線は凡打の山を築きまくってきた。反撃のノロシを上げたのは6回の代打・大城卓と坂本のソロ2発。岡本和の一打に5番・丸も中前適時打で続き、主力のそろい踏みでついに難敵を攻略した。
試合後の原監督は「(岡本和の)勝負強さが増してくれるとチームにとっても大きいし、今日はウチの中心選手がよく働いてくれた」と胸をなで下ろした。
29日からは2位・広島、3位・DeNAとの上位対決が続く。お立ち台で「1つでも多く勝てるように頑張っていきます」と宣言した背番号25を先頭に、束になってAクラス浮上を目指す。











