このままではマズい…。巨人は26日の阪神戦(東京ドーム)で投手陣が大乱調となり、6―9で2連敗。再び貯金が底を尽き、3位・DeNAに1・5ゲーム差に広げられた。すでに自力優勝の可能性は消滅しているが、首位を快走する阪神に一矢報いるどころか返り討ち。本拠地での試合中に多くのファンが帰路に就く光景が広がり始め、球団側も危機感を強めている。
投手陣の自滅がすべてだった。打線は一時逆転し、6点ビハインドから3点差まで詰め寄ったが、四球絡みの失点が重すぎた。目も当てられなかったのは7回だ。4番手で登板した鈴木康平投手(29)が二塁打と2四球で満塁のピンチを招き、木浪に痛恨のグランドスラムを被弾。今村も含めてこの回だけで5四球5失点を喫し、この日登板した投手陣は計11四死球の荒れっぷりで自分の首を絞めた。
試合後の原辰徳監督(65)も「何という言葉で表現していいか分からないね」とあきれるばかりだった。
前夜(25日)の同戦は1―8と一方的な展開で敗戦。シーズンも終盤となり、本拠地に広がったのは多くのG党が試合中に球場を後にする光景だった。前夜で顕著だったのは8回に近本にダメ押しもダメ押しのソロを浴びた直後。そして、この日は鈴木康らの乱調で5点を失った7回から一塁側の内野席に空席が目立ち始め、直後の攻撃で3点を返しても〝帰宅の波〟を止めることはできなかった。8回にはついに中でも熱狂的なファンが陣取る右翼席にも空席が現れる事態となった。
この日の観客動員数は「4万1345人」。ここまでの平均は約3万9700人で、それを上回る今季2番目の多さだった。しかし、試合中におおよその大勢が決する展開が続き、球団関係者からは「試合中に球場を出て行かれるということは、試合観戦よりもほかのことをしようということ。ファンの目はシビアですから…」と頭を抱えた。
チームは3連勝からの2連敗でセ4位のまま。これで残り30試合となったが、懸命に戦う現場は最後まで手に汗握る展開が求められそうだ。












