ドラゴンゲートの若き王者が、団体愛でビッグマッチのメインを締めくくった。20日の東京・大田区総合体育館大会で行われたオープン・ザ・ドリームゲート選手権は、王者の菊田円(23)が箕浦康太(24)を退け、2度目の防衛に成功した。

 試合開始早々にラリアートを決めた王者は、得意のヒップアタックで追撃。一方の箕浦もドロップキックにエルボーで反撃を見せ、両者一歩も譲らない展開となった。

 それでも中盤になると、菊田が強烈なキックを武器に試合のペースをつかんだ。「菊田コール」が会場に鳴り響く中、最後はローリングラリアートで3カウントを奪取。28分7秒の熱戦に終止符を打った。

 試合後は「箕浦康太。この試合、お前と俺にこれっぽっちも差はなかったよ」と「令和新世代」として切磋琢磨するライバルを認めつつも「今日はこのドリームゲートへかける思いが、お前を上回った」と喜びを爆発させた。

 さらに「チャンピオンになって、一つ分かったことがある。それはドラゴンゲートのことを好きな気持ちだ。先輩、後輩、そして今日戦ってくれたみんなが大好き。ドラゴンゲートは自分にとって、かけがえのない大切な存在」と熱く訴えた。

 菊田がデビューしたのは2020年6月。コロナ禍に伴う無観客試合だった。21年5月の愛知大会ではビッグマッチでドリームゲート初挑戦のチャンスを得たが、試合中に負傷。1年間の長期欠場を余儀なくされた。

 それでも今年5月の愛知大会で2年前の悪夢を振り払うかのように、ドリームゲート王座を初戴冠。王者としての自覚も日に日に増し、団体を愛する気持ちは誰にも負けない。

「俺は一生、ドラゴンゲートだ。ついていくには頼りない背中かもしれないけど、俺には大きなお尻がある。だから俺のケツだけ見とけよ!」

 今後も王者として団体をけん引する。