第105回全国高校野球選手権記念大会の第2日(7日=甲子園)第4試合で徳島商が強豪・愛工大名電(愛知)に2―1と競り勝ち、12年ぶりの甲子園勝利。剛腕エースの森煌誠(3年)が5安打1失点、10奪三振で完投勝利を飾り、マウンドで笑顔がはじけた。

 初回に1点を失うも、3回に下川(3年)の2点適時打で逆転に成功。その後は巧者揃いの名電打線を毎回奪三振で封じ込め、付け入る隙を与えなかった。最速149キロ右腕として注目されるが、この日はスプリット、スライダーで翻ろうし、9回にこの日の最速147キロをマークして場内をうならせた。

「強いチームなのでしっかり相手に食らいつこうと思った。スピードも出したかったけど、ストレートだけだと打たれる。変化球を交えて投げた。先頭打者を出さないように自分のペースを意識した。力んでしまうクセがあるので力を抜いて投げたらスピードが出た」と話した。

 2回戦は強豪の智弁学園(奈良)。右腕は「最少失点で抑えたい。力まずにみんなで笑顔を忘れずに勝ちたい」と胸を躍らせた。