日本ハム・新庄剛志監督(51)が真面目すぎるナインに「うれしい悲鳴」を上げている。

 チームは8月に入って3勝2敗と白星が先行。後半戦からポジション、打順を固定し始めたレギュラー選手が次々に躍動。投打がかみ合い始めたこともあり、指揮官も「いいチームになってきた」とニンマリ。最下位から奇跡の逆転CS進出に向け、さらなる意欲を燃やしている。

 ただ、その一方で新庄監督には気がかりな一面もあるという。練習熱心な若手選手が多いこともあり、選手に「休養指令」を出しても、自発的に試合前や試合後に練習を行ってしまうことだ。

「(試合中の)グラウンドでパフォーマンスを出すためにウチ(日本ハム)も試合前のバッティング、今日練習なし、って言うんだけど…。それでも打ちたいやついる?って言うと、ほとんどの選手が『打ちたい』って言う。それじゃあ普通の練習やん、と。(練習したい)その気持ちは大事だけど、マイナスと言えばマイナスだから。やる気は買うけどね」(新庄監督)

 この選手の心意気に負け結局、今月1日からのロッテ3連戦(ZOZOマリン)は気温35度超えの屋外と屋内で試合前練習を連日敢行。移動試合となった4日の本拠地戦(対ソフトバンク)前も「(試合前練習は)半分ぐらいにする。試合に出るメンバーだけのバッティングでもいい」(新庄監督)と予告しながら、最終的には大半の選手が打撃、守備練習を行った。これでは自然と各選手に疲労がたまってしまうため、悩ましいところなのだろう。

 指揮官自身は現役時代から「重要な場面かつ目立つ時に最大限の力を発揮する」のがモットー。しかも人前では努力する姿を見せないタイプだったこともあり、通常練習時では手を抜いたり練習を控えることもあった。

「だから俺は現役の時から全然疲れない。でも、胃腸が弱いの。だから胃腸が弱かったらすぐ(試合前に)監督室に行って『おなかが痛い。休みたい』って自分から言ってたから」と笑いながら話すが、若手主体でレギュラー争いに必死な現在の日本ハム戦士にそんな余裕はないはず。

 だからこそ「何か(良い)案、あります?」と日々、思案を重ねる指揮官だが…。果たして妙案は見つかるのか。