新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」27日大田区大会のAブロック公式戦で、海野翔太(26)がチェーズ・オーエンズ(33)を下し2勝目を挙げた。前半戦では苦しんでいたが、ここにきての2連勝で上昇気流。公式戦で時間切れ引き分けに終わった成田蓮、清宮海斗との〝決着戦〟の舞台を自力でつくるためにG1制覇を誓う。その青写真とは――。
試合巧者のチェーズとの公式戦は、高度な技の切り返し合いに。Cトリガーからのパッケージドライバーを着地すると、一気にデスライダーをさく裂させ3カウントを奪った。激闘の連続で満身創痍ながらも「俺の体、全部ささげてやるよ。でもG1優勝の勲章は必ずもぎとってやる。そしてその先、SANADA。IWGP世界ヘビー級王者だろ。このブロックで負けてるんだ。その借りは必ず返させてもらう」と言い切った。
ともに「令和闘魂三銃士」と称される成田と辻陽太、さらにノア・清宮と新世代戦士が集結し注目を集めていたAブロックだが、フタを開ければSANADAが5連勝で独走。いまだ初勝利が遠い成田は早くも脱落が決定した。そんな中で優勝戦線に生き残る海野は「昨年凱旋直後に負けた(ウィル)オスプレイだったり、今年上半期に負けた内藤(哲也)さん、ザック(セイバーJr.)、オカダさんと、借りを返したい相手はたくさんいる。決勝トーナメントに上がって、自分の力で先輩たちからしっかり勝ちを取って、これからの新日本プロレスを引っ張っていきたい意思があるので」と目を輝かせる。
G1覇者には、翌年1月4日東京ドーム大会でのIWGP世界王座挑戦権利証が与えられるのが通例だ。昨年度覇者のオカダは権利証保持者に義務付けられてきた争奪戦システムの撤廃に成功したが、海野は自身が優勝した場合はこれを復活させる意向だという。その相手はもちろん、前半戦で引き分けに終わった成田と清宮の2人だ。
「しっかり決着をつけたいですね。お客さんも続きを見たいだろうし。だったら僕から『もう1回やろうぜ』と。そこ(争奪戦)で決着戦ができればなって思いますね」と年内の決着戦を熱望。清宮に対しては「なんだったらノアのリングで権利証やってもいいです。僕から出向いて」とまで言い切った。ライバルたちとの決着の舞台をつくるためには、発言権が必要不可欠。初出場優勝で、パラダイムシフトを巻き起こす。












