方舟戦士の意地を見せた! 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦(18日、山形)で、ノアのエース・清宮海斗(27)がチェーズ・オーエンズ(33)を下し、開幕2連勝を飾った。大会優勝者には翌年1月4日東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座(現王者はSANADA)挑戦権利証を与えられるのが通例だが、清宮が見据えるのはノアマットでの同王座戦だ。
15日の開幕戦(札幌)で辻陽太を撃破した清宮は、試合巧者のオーエンズと対戦。パッケージドライバーを回避すると、フランケンシュタイナーで反撃に転じる。強烈なジャンピングニーアタックを叩き込み、最後は変型タイガードライバーからの変型シャイニングウィザードで3カウントを奪った。
初出場優勝へこれ以上ないスタートを切った清宮は「よし! 開幕2連勝だ。このまま主役、いただきますよ。(2017年8月CWEでの)カナダの借りも返せたしね。次(21日、長岡)は海野翔太。このまま3連勝、いただきます」と手応えをアピールした。
今年で33回目を迎えるプロレス界最高峰のリーグ戦で、外敵による制覇は10年大会を当時フリーで制した小島聡だけ。他団体所属選手が優勝すれば史上初の快挙となる。
近10年のG1覇者には、12年大会覇者のオカダ・カズチカが提唱した翌年ドーム大会でのIWGP挑戦権利証が与えられてきた。しかし、ノアがホームリングの清宮にとってその〝特典〟まで待っている必要性はない。
代案として「優勝というのをノアに持って帰ると言っているので。IWGPとなるとちょっと先のことになると思うんですけど、もちろん見据えてはいます。SANADA選手しかり、オカダ選手しかり、僕が倒して優勝してノアに戻ったら、向こうは追って来ざるを得ないだろうと思っています」と主張。王座挑戦の舞台にノアマットを指定した。
そもそも清宮がG1に出場しているのは、ノアの魅力を外に発信するという大義のため。ノアのリーグ戦「N―1 VICTORY」(8月6日、横浜で開幕)に出場する拳王とは〝覇者対決〟の約束も交わしているが、加えて新日本の金看板であるIWGP世界王座戦もノアで開催できれば話題性は抜群だ。
「向こうの王者がノアのリングで、自分とタイトルマッチで戦うということが起こせれば。そうすればノアを広めることにもつながると思いますし」
もちろん、そのためにはまず目の前の戦いに全力投球する。ノアのエースが、真夏の祭典の主役に躍り出る。













