阪神は23日のヤクルト戦(神宮)に4―2に快勝、首位の座を堅守した。
6回まで1―1の接戦の中、先発・伊藤将司投手(28)が見せた好投が、終盤の攻撃陣の奮起につながった。初回に1、2番の連打から先制点を失うも、その後は連打を許さず6回94球を投げて3安打1失点。140キロ台の直球と130キロ後半のカットボール、120キロ台のチェンジアップ、110キロ台後半のカーブなど変化球にも緩急をつけ、燕打線に的を絞らせなかった。
そんな左腕に応えるように、猛虎打線も終盤に集中力を発揮。同点の7回一死二、三塁から伊藤将の代打・渡辺諒の内野ゴロの間に勝ち越し点を奪うと、続く8回には3番手・木沢を攻め、一死一、二塁で5番・佐藤輝が左中間に適時二塁打で3点目。さらに森下の犠飛でもう1点を加え、4―1と一気に突き放した。
6回1失点の伊藤将は今月1日の巨人戦以来の今季4勝目に「本当に粘れてよかったです」とニンマリ。この日が13試合目の先発だったが、先発投手の指標のひとつであるQS率(6回3失点以内)は90%超えと、虎の投手陣の中でもピカ一の安定感が誇る。
ただ、今季は勝利投手の権利を得た降板後、リリーフ陣が逆転を許す試合が複数試合あり「もうなぁ、2回、3回ぐらい(リリーフ陣が打たれ)やられている(試合に負けている)からなぁ」と岡田彰布監督(65)も、その点が試合中から気になっていたという。
それでもこの日は後を受けた岩貞、浜地、岩崎の3投手のリレーで逃げ切り「(伊藤将に)白星ついたのが大きいよな」と指揮官も安堵の表情だ。
左腕はヤクルトの本拠地・神宮球場で初勝利をおさめ、入団3年目でセ球団の本拠地球場全てで勝利をマークした。三塁側を埋めた敵地の虎党に「今日も阪神のファンの方も多く来てくれたので。勝ててよかった。アレ(優勝)できますように頑張ります」と〝神宮初勝利〟の余韻に浸っていた。












