全日本プロレスの〝ひねくれ者〟青柳優馬(27)が悲願の3冠ヘビー級王座初戴冠を果たした。
2日の後楽園大会で新日本プロレスの永田裕志が持つ同王座に挑戦した。序盤から意地の激突する激しい攻防となったが、徐々に永田のベテランらしい老かいな攻めに苦しめられる。ワキ固め、アームブリーカー、アームロックに蹴りと左腕を集中攻撃された優馬は何度も悶絶させられた。それでも蹴り足を捕らえてドラゴンスクリューで吹っ飛ばしてからエンドゲーム(変型ネックロック)で捕獲する、すぐに反撃されエプロンにエクスプロイダーで叩きつけられるなど苦戦が続く。さらに左腕を白目式腕固めでねじり上げられ、これをなんとかロープに逃げるも雪崩式エクスプロイダーから岩石落としで追撃されるなど猛攻を受け続けた。
だが大声援を背に猛攻をしのぎ切ると、とどめを刺しに来る永田の打撃にカウンターでスピンキックを合わせ、動きを止めることに成功。そこからロックスター(変型フィッシャーマンズバスター)、ザ・フール(旋回式ロックスター)とつないで3カウントを奪い歓喜の瞬間を迎えた。
宮原健斗と保持する世界タッグと合わせて〝5冠王者〟になった優馬は、リングを下りた前王者に「永田さん! ありがとうございました。次は〝チャレンジャー・永田裕志〟としてお待ちしております」と感謝の言葉。2014年12月14日のデビューから9年での3冠初戴冠に早速「みなさん、今まで応援していただきありがとうございました。このベルトを取ることができて悔いがありません。本日をもって青柳優馬は引退します。まあウソなんですけど」と言い放った。
するとそこに現れた大森北斗から22日の島根・くにびきメッセ展示場(松江市)大会での3冠挑戦を表明される。すでに23日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で大森北斗&鈴木みのるとの世界タッグ王座V2戦が決まっているが、優馬は「やってやるよ。3冠も世界タッグも全てかけてやる! 何一つ譲るつもりも与えるつもりもない。唯一与えるのはこのベルトをかけて戦う権利だけだ」と快諾した。
北斗が去ったリングで優馬は「どうですか? 似合わないでしょ」と引き続きひねくれる。そして「でも、このままどんどん持ち続け、防衛し続ければ見慣れてくるでしょう。このベルトの価値を高めるとともに全日本の新時代の先頭に立ち、どんどん盛り上げていくので厳しくも温かい目で見てください」と呼びかけて拍手を浴びる。さらに最後には本紙で予告していた通り、個人のユーチューブチャンネル開設を宣言し、満足げにベルトを掲げるのだった。













