立浪竜の自力優勝が消滅した。中日は29日の阪神戦(甲子園)で0―8と大敗を喫し、今季70試合目で自力Vの可能性がなくなった。

 先発した松葉貴大投手(32)が踏ん張れなかった。初回に先頭の近本、中野に連続長短打を許して無死一、三塁のピンチを招くと、その後、二死からノイジーの三遊間の打球を遊撃・龍空が失策を犯して先制点を献上。さらに前川に中前適時打を浴びて2点目を奪われた。3回にも無死一、三塁で大山の併殺打の間に1点を失うと、5回には渡辺諒にダメ押しの2ランを被弾した。

 結局、5回9安打で今季ワーストの5失点(自責2)で降板。今季2敗目を喫した11年目左腕は「苦しい投球の中で4回まで粘れましたが、5回の本塁打だけは、今日一番反省しなければいけないと思います」と痛恨の一発を悔やんだ。

 打線も沈黙。相手先発村上の前に3回は無死一、二塁、7回も二死満塁の好機をつくったが、要所を抑えられた。その後も2番手・馬場、3番手・石井と完封リレーを許した。

 2カード連続の勝ち越しを狙った中日だが、投打ともまったく振るわなかった。