不振のため二軍再調整中のソフトバンク・石川柊太投手(31)に愛のムチだ。投手指名練習が行われた20日、斎藤学投手コーチが右腕の降格理由を説明し、最短での一軍復帰を求めた。
石川は17日の阪神戦に先発して、4回持たず降板。2試合連続の4回途中KOとなり、18日に登録を抹消された。先発の柱と期待されながら、ここまで3勝3敗、防御率4・53と安定感を欠いていた。
斎藤コーチは石川の現状について「ちょっと頭がこんがらがっているという状態。技術の問題ではなく、気持ちの問題の方が大きい」と分析した上で「だから少しチームから離れて、一人で練習した方がいいということ」と降格経緯を明かした。今後の調整と気になる一軍復帰時期については「本人にはこの辺をメドにということは伝えてある。ただ、確定ではない。自信を持ってマウンドに立てるまではと思っているが、それでもそんなに時間はない。そこは本人もよく分かっているはず。わざわざファームで投げる必要はないと思っている」と願いを込めるように語った。
故障でもなければ技術の問題でもない。気持ちの問題であるならば、当然の判断と言える。斎藤コーチはこうも付け加えた。「もし、ちょっと時間がかかるのであれば、どうしても(ファームで)投げておかないといけないかなとは思う」。最短復帰を逃せば調整期間が必要となり、長引くほど事は複雑になる。2020年に「投手2冠」を獲得した実績ある右腕。地力があるからこそ頭と心を整理できれば、再登録可能な10日間で本来の姿を取り戻せるはずだ。
石川を育成時代から見守ってきた斎藤コーチは、最後に「ここは本人が頑張らないといけない」と力を込めた。「柱」となるべき右腕の真の力が試されている。












