西武、巨人、オリックスで通算525本塁打をマークした野球評論家の清原和博氏(55)が、14日にバンテリンドームで行われた中日―ロッテ戦を中継した東海ラジオ「ガッツナイター」でゲスト解説。番組後、取材に応じ中日・涌井秀章投手(36)の衰えぬ投球を大絶賛した。

 先発した涌井は2回一死二塁から岡に中前適時打を浴びて先制点を献上すると、5回二死三塁では山口の右前適時打で追加点を許した。それでも6回まで7安打ながら2失点と力投を見せたが、打線の援護に恵まれず、リーグワーストの7敗目(2勝)、通算150敗目を喫した。

 しかし、清原氏は「素晴らしかったと思う。数字だけ見ると7敗かもしれないが、それは関係ない。きちんとスターターとしてローテーションを守っている。今日も6回を投げ切って先発の役割を果たした。2失点なら十分だと思う」とねぎらった。

 西武、ロッテ、楽天を経て今季から中日に移籍した19年目右腕に「ライオンズのエースとしてやってきたし、マウンドでの所作だったり、やっぱりあの年であれだけの球速を投げられるしね。もうすべての球が一級品ですね」と目を細める。

 涌井は「2点目を与えてしまったことが勝敗の分かれ目だと思います。前回に続き、先制点を与えてチームにとって重い雰囲気を作ってしまいました。そこが反省です」と敗戦の責任を背負いこんだ。

 前回7日の西武戦(ベルーナ)では8回1失点の好投も打線が沈黙し、白星ならず。そんな無援護に泣く涌井に対し、清原氏は「打線との巡り合わせの問題だけと思う。ドラゴンズが上に行くためにはやっぱり涌井投手のようなベテラン、そして高橋宏斗投手のような若手の組み合わせがかみ合っていければ、どんどん上へ行くと思う」とエールを送った。