ストロングスタイルは俺が体現する――。初代タイガーマスク(65=佐山聡)率いる「ストロングスタイルプロレス」8日の後楽園大会で、レジェンド王者の間下隼人(36)に挑戦を表明した関根〝シュレック〟秀樹(49)が熱い昭和魂をぶちまけた。
関根が動いたのは、メインのタッグ戦直後だった。フィッシャーマンズスープレックスでKENSOを下した王者に対し「本物の強さを見せてやるよ、お前に」と挑戦を表明。団体生え抜きで2月に初戴冠を果たした間下もこれを受諾し、8月31日に東京・後楽園ホールでV1戦を行うことが決定した。
〝昭和の怪物〟関根は、この行動の直後、取材に応じ「ストロングスタイルプロレスというものは今、他団体にはほとんどないじゃないですか」と雄弁に語り始める。そのまま息継ぎもせずに「そんな中、アントニオ猪木が始めたストロングスタイルというものを正当に継いでいるのはこの団体です。佐山さんがいる、このストロングスタイルプロレスなんですよ。こここそ、俺たちが憧れた〝昭和プロレス〟の正当な系譜なんです。だからこそ! プロレスラーになった今! 一番欲しいベルトなんですよ!!」と咆哮した。
怪物の叫びは止まらない。格闘技イベント「RIZIN.43」(24日、北海道・真駒内アイスアリーナ)では極真王者・上田幹雄との総合格闘技戦も控えており「今、プロレス界で強さをもって、他競技に対して挑戦しているのは俺だろうと。だからあのベルトに俺が挑戦すべきだし、俺が持つのがふさわしいと思います、ええ」と演説する。
そしてスーパー・タイガーに次ぐ団体の看板選手になりつつある間下を「仮に将来、彼が王者として歴史に名を残すとしても、誰かが彼を磨かないといけないわけですよ」。その上で「北斗の拳もそうですよね。ケンシロウを磨くライバルや兄弟子がいるわけで。そういう意味でも今の王者である間下にストロングスタイルの強さを示すのは俺なのかなと思うんですよ」と昭和世代な例えで挑戦へ闘志をみなぎらせた。
この日の大会ではSSPW女子タッグトーナメントが開幕。試合前にその開幕式が行われたが、マット界きっての女子プロレスウオッチャーである関根は「ジャガー横田さんがBGMに全女(全日本女子プロレス)のテーマ曲を持ってきたんです。これに奮い立つものがあったんです」と告白。興奮気味に「今、スターダムを中心に女子プロレスがかつてかそれ以上のブームになっているじゃないですか。そこに全女のテーマを持ってきたというのが…。いやあ、昭和世代として鼓舞されましたよ。俺もすごい全女を見てきましたから」とまくしたてる。
最後に「つまりこのリングは『プロレス原理主義』なんです。ストロングスタイルは原点回帰しているんですよ。男子も女子も。だから熱くなっていたんです、今日は」と話し、水道橋の駅に消えたのだった。












