〝コーヒーパワー〟で歴史を刻む――。陸上世界選手権(8月、ハンガリー・ブダペスト)の日本代表会見が5日、大阪市内で行われ、男子110メートル障害代表の泉谷駿介(23=住友電工)は「世界選手権に2大会出場しているが、悔しい思いで終わっている。今回は自分の力を出し切れるようにファイナルを目指したい」と決意を述べた。

 4日の日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)同種目決勝では、日本新記録の13秒04をマークして優勝。「レース動画を見て、思ったよりハードルにぶつけていなかった。きれいにスムーズに抜けていた」と手応えを口にした上で「6月末に海外転戦があるので、海外でしっかりと自分の力を出し切れるかどうか試していきたい」と展望を語った。

 今季はすでに13秒0台を2回記録。世界の舞台でも活躍が期待されるスプリンターは、大事な試合前にコーヒーでエネルギーをチャージするのルーティン。「普段コーヒーを飲むのですが、コーヒーを1週間前からカフェインを抜いて、勝負の日の朝にコーヒーを飲むのを個人的によく楽しみにしている」と照れ笑いを浮かべつつ、世界選手権は「勝負の準決勝の日に飲みます」と力を込めた。

 日本選手権の決勝で出したタイムは、東京五輪の金メダル相当。ハンガリーの地では、真っ向勝負で世界の猛者をなぎ倒す覚悟だ。