近年レベルが急上昇中の陸上女子100メートル障害は、ライバルたちが固い絆で結ばれている。
3日に行われた日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)の同種目決勝では、東京五輪代表の寺田明日香(33=ジャパンクリエイト)が12秒95で2年ぶり5度目の優勝。電光掲示板には一時4位の福部真子(27=日本建設工業)が1位と表示されるアクシデントもあったが、レース後には選手たちが熱い抱擁を交わした。
5日に所属先を訪問した寺田は「緊張感は本当にみんなあったと思う」と振り返りつつ「本当に誰が勝っても、みんなで祝福したいし、喜びたいし、自分の悔しさも受け止めたいし、いつも終わった後は、みんなで話したりとか、ああいう感じの雰囲気になることがほとんど。今の100メートル障害のチームはあんな感じです」と仲良しぶりをアピールした。
同種目の決勝では上位4人がいずれも12秒台をマーク。激しい戦いを繰り広げた一方で、電光掲示板の誤表示に関する問題が大きな波紋を呼んだ。寺田は「福部選手もSNSでおっしゃっていたが、本人の中でもう解決されたこと」と前置きした上で「本当にみんなが良い雰囲気でできてるからこそ、ああいうトラブルも選手の中で解決できるし、受け止められるし、前に進んでいける。今の切磋琢磨している雰囲気が私はすごくいいなと思っている。その一員に入れることはすごくうれしい」と笑みを浮かべた。
今後もライバルたちで高め合い、日本勢としても世界に勝負を挑んでいく。












