陸上女子100メートル障害で東京五輪代表の寺田明日香(33=ジャパンクリエイト)は、家族への思いを胸に戦い抜いた。

 3日に行われた日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)の同種目決勝では、12秒95をマークして2年ぶり5度目の優勝。5日には所属先を訪問し「日本選手権が会社のある大阪であり、みなさんの前でタイムを出せたり、成績を残せるのはうれしい。みなさんの応援してくださる力が私の背中を押してくださっていると思う」と感謝を述べた。

 今大会の金メダルは娘の果緒ちゃんにプレゼント。寺田は「やっぱり喜んでくれるのはすごくうれしい。帰ったら全部一応あるメダルをかけてもらおうかなと思っている」と声をはずませた一方で、陸上復帰初年度の2019年日本選手権で獲得した銅メダルはあいにく行方不明。「頑張って探して、ライオンのメダル4つそろえてかけたいなと思っているので、家族3人で発掘作業しようかなと思う」と苦笑いを浮かべた。

 今後は世界選手権(8月、ハンガリー・ブダペスト)の参加標準記録(12秒78)切りを1つの目標に掲げる。「私だけじゃなくて、家族もそうだし、チーム明日香のスタッフたちもそうだし、みんなで私を速くするというところを目指してやっているので、そこはもう力強いなと思っている」と力を込めた。

 この後は家族でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を訪れる予定。つかの間の休日にエネルギーを蓄え、さらなる好記録を目指す。