WBC日本代表の栗山英樹監督(62)が2日に、都内のホテルで退任会見に臨んだ。

 冒頭、約3分半の動画にまとめられた世界制覇までの軌跡が放映された後に登壇した栗山監督。集まった多くのカメラマンからフラッシュを浴びると、照れ笑いのような穏やかな表情も浮かべた。

 また、退任のあいさつでは「結果的に勝ち切ることができて、先輩方が作って下さった日本野球のすばらしさ、少しだけ伝えることができたかなと。今見てくれている子供たちが野球って面白いんだなと思ってほしいという思いで戦ってきましたが、そういったことをもし感じてもらえるならよかったなと思います。
僕も思い切りやることができたので本当に良かった。ありがとうございました」と力強く語った。

 約1年半の間、苦労に苦労を重ねて届いた栄冠。プロ野球では日本ハムを長年率いてきた名将でも、代表監督の重責は大きかったという。

「(選手という)宝物を預かることの大変さ、責任、それが一番自分の中で大きかったかなと。とにかく日本球界の宝を、少しでもいい経験をしてもらって、前に進みながら、それも勝たなければならない。いろいろ考えたつもりですけど、ただ正直言うと、僕以上に選手たちの方が大人だし考えてくれてるし、すべて選手に救われた形。日本野球は素晴らしいなと改めて思いました」

 重ね重ね口にしたのは、選手たちへの感謝。「本当に選手たちがいろいろな事情がありながらも、個人的な理由を差し置いて『(そんなこと)関係ないんだ』と、日本野球のためにすべてを尽くしてくれた。これから彼らに何度会っても『ありがとな』って言い続けるんだろうなって思います(笑い)」と満面の笑みで選手たちをねぎらった。