【取材の裏側 現場ノート】女子プロレス「スターダム」27日のワールド&ワンダー2冠選手権(大田区)は、ワールド王者の中野たむが、ワンダー王者・白川未奈を下し、史上2人目の赤白2冠王に輝いた。
両王座の2冠戦が実現したのは2018年9月以来、約4年8か月ぶり。17分43秒の熱戦を繰り広げ、中野が17年6月の岩谷麻優以来の赤白2冠王という快挙を成し遂げた。
試合後、王者の顔面は腫れ上がり、右目はほとんど開かない状態。それでも戦い続ける中野を支えるのは家族の存在があった。中野の両親はビッグマッチや地元・愛知で行われる大会には足を運び、連絡を取り合う仲だという。
17年11月にスターダム入団してから約5年半の年月を経て、4月23日の横浜大会で団体最高峰王座の初戴冠を果たした。両親と喜びを分かち合った、と話す中野は「両親から『たくさん苦しんだと思うけど、よく頑張ったね。おめでとう! 赤いベルトすごく似合ってるよ』って連絡が来て。母の待ち受けはたむが赤いベルト取った時の写真になってました」と涙ぐんだ。
時には父親のアドバイスに助けられたと明かす。4月15日の代々木大会では自身率いる「コズミック・エンジェルズ(コズエン)」から白川と月山和香が脱退し、クラブビーナスを発足。突然のメンバー離脱に動揺もあったが、父親からかけられた言葉が奮起するきっかけとなった。
当時を振り返り「すごく落ち込んでいる時に父が『リーダーの一番の成果は、自分が何人のリーダーを育てることができたかだと思う。休む時間もないかもしれないけど、少しゆっくりしてね』って連絡くれて、励みになりました」と語った。
両親からの期待を背負い、2冠王として新たな道を踏み出した中野の逆襲劇に注目だ。












