新日本プロレス「ハウス・オブ・トーチャー(HOT)」のEVILが、後藤洋央紀とYOSHI―HASHIの「毘沙門」に理不尽要求だ。「オージー・オープン」(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)のIWGPタッグ王座返上により、6月4日大阪城ホール大会では高橋裕二郎とのコンビで毘沙門との新王者決定戦開催が決定的。だがEVILはこれを不服とし、驚きのリスクを敵軍に突きつけた。
王者組のベルト返上は21日(日本時間22日)の米ロングビーチ大会で発表された。デイビスの負傷を受けフレッチャーは、当初大阪城大会で3WAY戦を行う予定だったHOTと毘沙門の両挑戦者組による新王者決定戦を提案した。
するとその直後、けたたましく鳴った記者のスマホ画面には「EVIL」の邪悪な文字が…。仕方なく電話を取ると「アイツら、ベルトを返すところが違うだろ。何で盗まれた被害者のもとにベルトが返ってこねえんだ。こんな理不尽な話は聞いたことがねえ」といきなり怒髪天をつく。
EVILは先シリーズ中にオージー・オープンからベルトを強奪し「新王者」を勝手に名乗っていたものの、3日福岡大会で奪い返されていた。返上するなら自分たちに返すべきという主張のようだ。
言いがかりでしかない怒りの矛先は、毘沙門にも向けられる。「新王者決定戦? もともとの王者である俺たちの防衛戦の間違いだろ? そうなると気に入らねえのは、ベルトをかける俺たちと違って、アイツらには何のリスクもねえことだ」と身勝手な発言を連発だ。
さらに「負けたら解散だな。何の実績もなければ実力も人気も華もないヤツら、これ以上組んでても何の価値もないだろ」と一方的すぎる条件を要求した。
EVILの毒牙は毘沙門のみならず、後藤の家族にまで向けられた。4月22日に後藤のデビュー20周年記念興行(三重)で対戦した際には「負けたら引退」の理不尽要求を繰り出していたが、結果は惨敗。試合後のリング上には後藤の3人の子供が上がり「俺の体を突き動かしているのは、やっぱり子供たち」と笑顔で締めくくるハッピーエンドとなった。
しかし、これを根に持つEVILは「後藤から子供へのメッセージあったよな。『勝たなくていい。ただ、負けるな』。…意味が分からない上に、勝つことがすべてに決まってるだろ。負け犬だからこんな意味不明な教育しかできねえんだ。かわいそうな子供たちを、俺たちHOTの仲間に入れて救済してやるよ」と最後まで言いたい放題で通話を終えた。
「負けたら毘沙門と後藤家のダブル解散」という卑劣な要求は、もはや理不尽の3文字では表せなくなってきている…。












