オリックス・山岡泰輔投手(27)が試練を迎えている。19日の日本ハム戦(京セラ)で今季5度目の先発マウンドに上がり、5回を4安打、無失点、8奪三振の好投を見せたが、打線が相手先発の加藤の前に沈黙。またも初勝利とはならず、右腕は「何とかゼロで抑えられたところはよかったと思います」と言葉少なだった。

 試合は8回に3番手の阿部が一死二、三塁からハンソンに右前に運ばれて1失点し、0―1と零封負けで3連敗。中嶋監督は山岡の交代について「危険信号はいつ来るか分からないのでね。早め早めにと思った」と中盤につかまるケースが続いていることで84球で交代させた。

 山岡は2019年に13勝して以降、2桁勝ち星がなく、昨年7月19日の日本ハム戦を最後に白星から見放されている。19年、20年と開幕投手を務めたが、その後はエースの座を山本に譲った。今年はWBCの疲れから山本が開幕投手から外れたことで3年ぶりに山岡に白羽の矢が立つと見られたものの、高卒3年目の〝新怪物〟山下に取って代わられた。

 試練が続く右腕にチーム関係者は「ここ数年はケガもあったし、山本や山下の台頭で相当悔しい思いをしている。今年も防御率(2・14)はいいのに一時期の由伸みたいに好投しても打線の援護に恵まれていない。ついていない試合が続いている」と心中を察する。それでも「まだ7年目だし、縦スラは相変わらずすごい。こんなもんじゃない。何とか乗り越えてほしい」と願う。白星ゲットで本来の姿を見せたいところだ。