エンゼルスの大谷翔平投手(28)は18日(日本時間19日)に敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に「3番・DH」で先発出場し、初回に3試合ぶりの一発となる10号先制弾、8回に勝ち越しの適時内野安打を放ち、5打数2安打2打点だった。打率2割9分2厘。パワーとスピードでチームの連敗を2で止めた。元祖二刀流ベーブ・ルース生誕の地で相手チームのファンを魅了した大谷。「SHO―TIME」はここからだ。
メジャーでもトップクラスのスピードを見せつけたのは5―5の8回二死満塁。マウンドは6番手の左腕コローンだ。初球の外角低めの81・7マイル(約131・4キロ)のスイーパーに長い腕を伸ばした。一、二塁間を襲ったゴロを一塁手マウントキャッスルが横っ跳びで好捕したが、大谷は俊足を飛ばして一塁を駆け抜けた。勝ち越しの適時内野安打だ。3試合ぶり14度目のマルチ安打をマークした。
敵地が騒然となったのは初回だった。二死無走者で相手先発は右腕ウェルズ。今季の被打率1割5分2厘は大谷に次いでメジャー2位と安打を許さない投手だ。
初球、内角高めの93・5マイル(約150キロ)フォーシームを空振りした2球目だった。外角高めの85・5マイル(約137・6キロ)のチェンジアップを巻き込むように振り抜いた。角度32度、打球速度100・3マイル(約161・4キロ)で右中間に伸びるとそのまま最前列に飛び込んだ。パワーで押し込んだ一発は飛距離378フィート(約115メートル)だった。
2連敗中で4カード連続負け越しを阻止したいチームにとっては価値ある先制弾だ。2桁本塁打は3年連続5度目。出場43試合目の10号到達は46本塁打放った2021年の30試合には及ばないが昨年の48試合を上回っている。
3回一死一塁で2番トラウトが左中間に10号2ラン。大谷とのアベック弾は今季3度目、通算25度目だ。興奮も冷めやらないまま打席に入ると1ストライクからの2球目、真ん中のフォーシームを強打。打球は高く上がるも左飛だった。
5回一死一、二塁は真ん中のチェンジアップを打ち上げて三飛。5球目の外角低めのチェンジアップを空振りした際に首を回すしぐさを見せた。15日(同16日)の登板後に違和感があると明かした首の状態は万全ではないのかもしれない。7回一死一塁は3番手の左腕ペレスのスライダーを打って中飛に倒れた。ミスショットもあったが、試合を決める場面での勝負強さは健在だ。
今季のエンゼルスは大谷が本塁打を放った試合は8勝2敗、マウンドに上がった試合は7勝2敗。チーム9年ぶり、自身初のプレーオフ進出へ投打で引っ張る。











