新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が、会場外で繰り広げられた激闘を制した。

 18日の岩手大会で行われた「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦でKUSHIDA(40)と対戦。ここまで3勝2敗の勝ち点6のヒロムに対し、前夜に初勝利を挙げたばかりのKUSHIDAは1勝4敗の勝ち点2。意地でも落とせない一戦だ。

 ところが序盤から左ヒジを狙われたヒロムは苦しい展開を強いられた。次第に感情的になり、果てしない場外戦に突入。いつしか2人は会場を出て、草原での激闘を繰り広げることに。まるで1987年10月4日にアントニ猪木とマサ斎藤が死闘を繰り広げた「巌流島決戦」のようだった。

 しかも、KUSHIDAを抱え上げたヒロムは中継車に激突させる。激しい攻防を繰り広げた2人は場外カウント19でリングに戻ると、その後も互いにノーガードで打撃戦を展開した。

 だが15分過ぎ、ヒロムがエプロンを疾走しショットガンドロップキックを狙うと、これを腕ひしぎ逆十字で捕獲されてしまう。それでも力づくで持ち上げ、場外マットに叩きつけた。場外カウント19でヒロムはリング戻ったが、力尽きたKUSHIDAは戻ることができず、リングアウトによりヒロムが勝利を奪った。

 これで勝ち点8。勝ち点10で単独首位に立ったマイク・ベイリーをヒロム、リオ・ラッシュ、ティタン、TJP、石森太二の5人が勝ち点2差で追う展開となった。

 ヒロムは「久々に思い出したぞ、この痛み。懐かしいな」と攻められた左ヒジを押さえつつ「何だ、あの悪魔のような攻め方。そうだ、KUSHIDAさん。あなたがいない間にお勧めできるユニットが生まれましたよ。ハウス・オブ・トーチャーっていうんですけどね。あなたにお勧めだと思います」とメッセージ。

 さらに「あの悪魔のような攻め、懐かしいな。KUSHIDAさん、お帰りなさい」と口にしバックステージを後にした。