新日本プロレス「ハウス・オブ・トーチャー」のSHO(33)が、悪の頭脳プレーで貴重な勝ち点2をもぎ取った。
「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦(18日、岩手県営体育館)では、首位タイの石森太二(40)と激突。バレットクラブ(BC)同門対決となった一戦に、この日もEVILを連れて登場したSHOは、おもむろにマイクで呼びかけた。「(石森は)4勝? すげえ。俺は1勝しかしてないです。しかも、(勝ったのは)全敗中の田口隆祐だけ。だから(勝ち点)2点をくれとは言わないけど、引き分けで1点ずつ分け合いません?」
会場にどよめきが起こる中、さらに「こんな田舎で俺たちがわざわざ試合するまでもないじゃないですか。こんなド田舎で」とぶっ放す。すると観客だけでなく、実況席にいた岩手・盛岡出身のミラノコレクションA.T.も激高。「岩手をバカにするな!」と叫び、会場は大「帰れコール」に包まれた。
とにかくSHOから〝無気力試合〟を持ち掛けられた石森も応じ、EVILと3人で花道を戻り出す。その間に場外カウントが数えられ、カウント11になったときだ。突如、SHOはリングに向かって全力疾走。気づいた石森も走りだそうとするが、これをEVILが手をつかんで阻止。だが、振りほどかれてカウント19でリングに戻られてしまった。
これにSHOは「ちゃんと持っておけよ!」と怒声。EVILから「テメー、誰に言ってんだ?」と言い返されると、リーダーに対して「オメーだよ。この役立たず!」とまで言い放つ。まさに鉄の結束を誇った拷問の館に亀裂が入った形で、そのままEVILは石森側のセコンドに就いた。
ところが…だ。試合でSHOがスネークバイト(変型フットチョーク)で石森を捕らえたところで、セコンドのEVILがタオル代わりの白いTシャツを投入。すぐにSHOが勝ち名乗りを上げるが、このままではTKO負けとなる石森はEVILに詰め寄った。その隙に背後からSHOがクルリと丸め込み電光石火の3カウントを奪った。
納得がいかない表情の石森だったが、SHOと握手を交わすと、3人で得意のポーズを決めて仲よく3人で花道を引き揚げた。
バックステージに石森と現れたSHOは満面の笑みで「ま、そういうこと。ということで、Aブロックからブロック突破するのは俺たち2人だからね」と言い残し控室へ。残された石森は「今日はSHOとEVILにやられた。すべてはそれだけだ」と苦虫をかみつぶしたような表情だった。












