ヤクルトは17日の巨人戦(神宮)に4―5で敗れ、リーグ5位に転落した。

 試合は5回までに5点を先制される大劣勢。しかし、神宮球場を訪れたファンにあきらめムードはなかった。前日16日の同戦(静岡)は8―9で敗れたものの、2度同点に追いつき、両チーム合わせて28安打が飛び出す乱打戦となったばかり。しかも、今月2日から敵地・東京ドームで行われた3連戦でも21得点に21失点で、壮絶な点取り合戦が繰り広げられていた。

 そうしたこともあり、試合中の売店前や通路ではヤクルトファンの間でも「まだ5点でしょ? ここからだよ」「いつ乱打戦が始まるかなあ」とビハインドの展開でもワクワクした様子。一方の巨人ファンは「今日はこのまま勝てるんじゃね?」「いや、5点じゃ分かんない」と期待と不安が交錯した会話も繰り広げられていた。

 そして、相手先発の山崎伊が7回1失点で降板。8回の先頭打者・塩見が3番手・中川から3点差に迫る3号ソロを放つと、ツバメファンの一人は「始まった~!」とダッシュでスタンドへ。さらに青木、山田の連打で2点差に詰め寄ると、売店前やモニターが設置された通路などから人影はほとんどなくなっていた。

 試合には敗れたが、9回にも内山の1号ソロをかっ飛ばし、最後まで手に汗握る展開で相手を苦しめたツバメ打線。巨人戦は何かが起きる。ファンの間にもすっかり浸透しているようだ。