フィギュアスケートの世界女王・坂本花織(23=シスメックス)が目指すのは〝絶対的な強さを誇るスケーター〟だ。
今季最終戦となった世界国別対抗戦2日目(14日、東京体育館)のフリーでは、冒頭の2回転半ジャンプなどを軽やかに着氷させたものの、6本目に組み込んだ2回転半ジャンプ(ダブルアクセル)―3回転トーループの後半で転倒。13日のショートプログラム(SP)に続く連続ジャンプでのミスに「ここで終わっちゃいけないと自分自身に教えてくれたと思う」と悔しさをにじませつつも「引きずらずに(次の3回転)ループをしっかり降りれたのは、今まで培ってきたモノが発揮できた部分かな」と収穫も口にした。
昨季は北京五輪で銅メダルを奪取すると、世界選手権でも初Vを達成。今季を前に周囲から「本当に大変だよ」と聞いていたというが「こんなにも大変なんだと感じた。休んだ方が正解だったのかなと、最初は思う部分があった」と本音を吐露。ただ、重圧を乗り越えて今季も世界選手権で金メダルを獲得した。「やっぱり続けてきたからこそ感じられるものがあった。今季やってみて今まで以上にたくさん学んで、気持ちも体も強くなれた」とひと皮むけた。
世界の頂点に君臨するスケーターとなった一方で、ロシア勢がウクライナ侵攻の影響で国際大会に出場できていない。「(ロシア勢が)いないからグランプリシリーズでちょっと調子が悪くても表彰台に立ててしまった。言ってしまえば甘えの部分もある」と厳しめに語った上で「(ロシアの選手が)帰ってきても堂々の表彰台に乗れるレベルまで安定感を出していかないといけない。若い子たちには負けないぞという勢いで頑張りたい」と自らに言い聞かせた。
現状に満足する様子は一切なし。来季も表彰台のテッペンで〝かおちゃんスマイル〟を咲かせることはできるか。












