【米ニューヨーク9日(日本時間10日)発】「お化け」の進撃が止まらない――。メッツの千賀滉大投手(30)が本拠地初登板となった8日(同9日)のマーリンズ戦で開幕2連勝を飾った。6つの三振を奪って、6回3安打1失点の好投。チケットが完売したシティ・フィールド初見参で、代名詞の「お化けフォーク」を存分に披露した。デビュー戦で全8三振を奪った“打者の視界から消える魔球”を目の当たりにした地元ファンが感嘆の声をひたすら上げ続けた。
インパクト大の奪三振ショーで球場を沸かせ、メジャー2戦2勝、防御率は1・59。期待通りの好パフォーマンスに、千賀自身と「お化けフォーク」の露出度は想像以上に増している。
地元ファンの熱狂ぶりを集約したような報道も現地で目を引く。MLB公式サイトで記事を執筆するデービッド・アドラー記者は、ここまでの千賀の全14奪三振を振り返り、空振りを奪われた打者の反応に着目した。
一つ目は、マーリンズとの初戦で初回にグリエルのバットが空を切った後に三塁ファウルゾーンへ転がったシーン。もう一つは、前日の試合で2回にデラクルスが豪快な空振りの反動でヘルメットがずれ落ちたシーンをピックアップした。その上で「2つの道具を(触れずして)奪い取るポルターガイスト現象」とユーモアあふれる表現で、千賀のフォークをたたえた。
球場では三振のたびにファンがお化けのプレートを掲げ、ビジョンにはお化けのアニメーションが映し出されるなど異例の盛り上がりを見せている。千賀は連勝を飾った試合後「そうやって名前というかイメージがつくということは、選手としてはなかなかないこと。非常にうれしい気持ちです」と感謝。
「温かく見守ってもらっている気がする」と声援をパワーに変え「もう少しいい球を増やしていって(お化けの)マークをたくさん出してもらえるように頑張りたい」と持ち前のノリの良さで、今後さらに球場を“お化けだらけ”にすることを誓った。
わずか2試合で地元ファン、野球ファンのハートをつかんだ千賀。次戦は14日(同15日)の敵地アスレチックス戦に先発する予定だ。初の西海岸への長距離遠征でも、勢いそのままに真価を証明する。











