全日本プロレスの極悪専務・諏訪魔が春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」15年ぶりの制覇に好発進だ。

 8日の後楽園ホール大会で開幕したCCのBブロック公式戦で初出場の大型ルーキー・安齊勇馬(23)と激突した。2022年9月にデビューした安齊が同年12月の「世界最強タッグ決定リーグ戦」の最終公式戦で自力初勝利を挙げた相手は諏訪魔だった。

 新人に3カウントを奪われた当時の雪辱を果たすために、この日の試合では大暴走。安齊を場外へ連れていき、観客の傘で殴りつけるなど卑劣な攻撃を繰り返した。リングに戻っても攻撃は続き、強烈なラリアートでねじ伏せ圧倒した。

安齊(下)をカサで攻撃する諏訪魔
安齊(下)をカサで攻撃する諏訪魔

 だが、安齊から華麗なミサイルキックを受けて反撃を許すと、ジャンピングニーを決められ、窮地に。それでもラリアートでベテランの意地をさく裂。再びマットに沈め、最後は岩石落としで完璧な3カウントを奪った。

 試合後、バックステージに現れた諏訪魔は「見たか! この間の勝利はまぐれだ。安齊は地獄へ落ちたんだよ。まずは地獄巡り第1弾完了ってとこだな」と不敵な笑みを浮かべ「あいつの青いところが見えたよ。もっと努力した方がいいな」と言い捨てた。

 次戦(15日、愛知・名古屋国際会議場)では現世界タッグ王者でノアの征矢学と対戦するが「なんでもいいよ。全日本に来て先輩面してんのかもな。征矢!地獄へ落ちろ!」と絶叫だ。極悪専務の〝地獄巡り〟は思惑通りに進むのか――。