王道マットに春の嵐が吹き荒れた。8日の後楽園ホール大会で開幕した全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」Aブロック公式戦で前回覇者・青柳優馬(27)が前3冠ヘビー級王者の宮原健斗(34)を破った。

 昨年大会は26歳6か月で初制覇を果たし、最年少優勝記録を樹立。2連覇を狙う優馬は、序盤から宮原を場外に吹き飛ばし、果敢に攻め込んだ。さらにフロントハイキックを決め、食らいついていく。

 しかし、宮原に得意のブラックアウトを見舞われた上、強烈なラリアートを叩きこまれる大ピンチに。それでも立ち上がった優馬は、左膝前十字靱帯断裂で欠場中のタッグパートナー・野村直矢の得意技であるデスバレーボムをさく裂。最後は必殺技「THE FOOL」でマットに沈め、3カウントを奪った。

 前3冠王者から勝ち点を奪い、拳を突きあげた優馬は「今日は青柳優馬が宮原健斗にシングルマッチで勝った記念日だ!」と絶叫。CC優勝後には3冠王者である新日本・永田裕志への挑戦を見据え「このCCを2連覇して、永田裕志を呼びつけて『挑戦させてください』って土下座させてやるからな」と不敵な笑みを浮かべた。

 さらに「優勝候補であり、ダークホースであり、台風の目である青柳優馬が、CCを誠心誠意、盛り上げていきますので、目を離さないでくださいね」と会場に集まった観客に呼びかけていた。