第95回記念選抜高校野球大会の準決勝第2試合が31日に甲子園球場で行われ、大阪桐蔭が報徳学園(兵庫)に5―7で逆転負け。2度目の春連覇を逃した。
3回に相手投手の四球や暴投も絡んで5点を先制。打線もつながり、2年連続の決勝進出も見えかけていた。しかし、先発の南恒が5―2の7回に4連打されて2点を献上。1点差の無死一、三塁で急きょ登板したエースで主将の前田悠伍(3年)は勝ち越しを許さなかったものの、8回に4番・石野に決勝打を浴びるなど2点を失い、万事休した。
それでも前田に涙はなく「夏に向けて、また一からチームをつくり直していけたら」と前を向いた。報徳学園・堀柊那捕手(3年)と交わした約束もあったからだ。二人は組み合わせ抽選会の前日に行われた主将の顔合わせで意気投合。そこで語り合ったのが「お互いにU18の日本代表に選ばれて、バッテリーを組もう」という夢だった。この日の試合後にも前田は「一緒に(バッテリーを)組みたいです」と、その思いを明かしている。
今夏には2020年に中止になったアジア野球選手権大会の開催が見込まれ、それに向けたU18日本代表候補の強化合宿が4月4~6日に近大で行われることが決まっている。メンバーは今大会の決勝戦終了後に発表されるが、前田と堀の選出は濃厚だ。
強力タッグで世界と戦うためにも、夏に結果を求められる。前田は「まだまだ自分は力がないので(堀と)二人で競争してやっていきたい」と切磋琢磨し、さらに上を目指していくことを誓った。













