〝ボンズ〟の春が終わった。第95回記念高校野球大会第11日(31日)は2003年以来、20年ぶりの決勝進出を狙った広陵(広島)は山梨学院と接戦を演じたが、9回に一挙5点を失い、1―6と逆転負けを喫し、力尽きた。
広陵打線は相手先発のエース右腕・林(3年)の前に10安打を放ちながら、好機であと1本が出ず、わずか1得点のみで完投勝利を許した。
大ブレーキとなったのは今秋ドラフト候補の真鍋彗(3年)。初回一死三塁では四球を選んだが、3回一死一、三塁の好機で空振り三振、5、8回の打席でも凡打に倒れ、3打数無安打に終わった。
整列の際に悔し涙を流した真鍋は「とても悔しい。神宮大会が終わってから、絶対、負けたくないというふうにチームで話してきたが、悔しいしかないです」と肩を落とす。
「ボンズ」の異名を持つスラッガーとあって、厳しい内角攻めを受けた。「プレッシャーとかにはなっていないが、自分が打たないと、というのはあった。甘いコースというか、投げミスっていうのはなかったです」とガックリ。
その上で「どんな球でも、厳しいコースには食らついて、四球でもいい。球数を投手に投げさせれば、絶対、甘い球もくると思うので、そうさせないといけなかった」と猛省する。
中井監督は「真鍋に対しては四球はオッケーぐらいの腹をくくられた采配だった。全部打てるバッターなんてどこにもいないので。課題が見つかって徹底的に頑張ってくれることを期待します」と今後のレベルアップに期待を寄せた。
夏に向け真鍋は「この最高の舞台、甲子園をずっとイメージして練習していきたい。絶対、次、負けないように、負けをつけたくないです」と聖地でのリベンジを誓った。













