第95回記念選抜高校野球大会第11日は31日、甲子園球場で準決勝が行われ、山梨学院が広陵(広島)を6―1で破り、山梨県勢として春夏通じて初の決勝進出を果たした。

 山梨学院は1―1の9回、7本の長短打で一挙5点を奪って試合を決めた。先発の林は9回1失点で今大会2度目の完投。この快進撃に興奮を隠せないのが、同校野球部OBの新日本プロレス・金丸義信(46)だ。「いや~、ビックリですよ。3回戦に進んだだけで『すげーぞ』って驚いていた。ベスト4に出ること自体が山梨県勢では32年ぶりなのに決勝まで行くとは…」

 金丸は1994年のセンバツに控え投手として甲子園に出場。聖地での登板機会はなく、高卒と同時にジャイアント馬場率いる全日本プロレスに入門した。今回で春夏を通じて16度目の甲子園出場となる同校が初めて甲子園の土を踏んだのが金丸の代で、これまでの最高成績は2回戦だった。

 ここまで勝ち上がることを想像していなかった金丸は決勝戦が行われる4月1日の正午から美容院を予約済み(決勝戦は12時30分開始)。「まさか決勝なんて考えてなかったから、どうしよう。キャンセルするか、いや髪も切りたいし…」と悩んでいるという金丸は「高校野球は何といっても勢いが大事。このまま一気に優勝しますよ。間違いなく。そうなったら差し入れ? 山梨学院はプロ野球のOBとかも多いので、ご褒美はそちらの方に任せます」。なんともセコイOBもいる山梨学院は紫紺の大旗を手にすることができるか。