MLB公式サイトは28日(日本時間29日)に「2023年アワード受賞者」の予想を発表した。MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督の各賞に記者、アナリストら87人の専門家が投票した。その結果、エンゼルスの大谷翔平投手(28)がア・リーグのMVP、サイ・ヤング賞をダブル受賞するとした。

 MVPについては「昨季、アーロン・ジャッジの歴史的なシーズンがなければ大谷はすでに2年MVPを受賞し、今年は3度目になる予定だった。大谷はこの2年でエリートスラッガー(80本塁打、151OPS+)とエース投手(156ERA+、奪三振率11・4)で、素晴らしい成績を残しているだけでなく、まだピークを迎えていない可能性だってある。投票でほかにも10人の選手の名前が挙がったが、大谷は圧倒的な人気だった」と解説した。

 ライバルはホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、マイク・トラウト(エンゼルス)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、ウラジーミル・ゲレロ(ブルージェイズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)などの強打者が並んでいる。

 サイ・ヤング賞については「もし公式サイトの専門家の予想が実った場合、大谷はMVPとサイ・ヤング賞を同じシーズンで同時受賞した12番目の選手となる。大谷は昨季、マウンド上で大きく進化。166イニングを投げ、防御率2・33、219奪三振、WHIP1・01。後半19試合で防御率1・67を記録したパフォーマンスにより、サイ・ヤング賞投票で4位を得た」と伸びしろを指摘した。

「大谷しか勝たん!」を掲げるファン
「大谷しか勝たん!」を掲げるファン

 他に得票したのはゲリット・コール(ヤンキース)、ディラン・シース(ホワイトソックス)、ジェーコブ・デグロム(レンジャーズ)、カルロス・ロドン(ヤンキース)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)らエース級だ。

 2000年以降でMVPとサイ・ヤング賞のダブル受賞はメッツのジャスティン・バーランダー(11年)、ドジャースのクレイトン・カーショー(14年)の2人のみ。大谷のWBCでの投打の活躍を見れば、ダブル受賞への期待は膨らむ。二刀流が歴史に名を刻む。