王者を苦しめた。第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、第1試合で春初出場の能代松陽(秋田)が連覇を目指す大阪桐蔭に0―1で惜敗。春夏通じて甲子園で初のベスト8入りを逃した。
先発の森岡大智(3年)が破壊力抜群の大阪桐蔭打線を8回までわずか2安打に抑える好投を披露。唯一の失点は7回一死三塁で投前へのスクイズによる1点のみ。打線の援護がなく、1点に泣いた。
森岡は「この試合に負けたら引退という強い気持ちで投げた」と明かしたが大阪桐蔭打線について「三振しなくて粘り強かった。ショーバウンドしたカットボールやスライダーを全然振ってくれてなくてきつかったです。悔しい気持ちです」と振り返った。
力投した森岡について工藤明監督は「粘り強く投げ切ったことはすごく頑張ったなと思う。森岡を中心に守りからリズムをつくることができた」と守備面に関してはねぎらった。
優勝候補筆頭の大阪桐蔭に1点差の惜敗とあって、ツイッターでは「能代松陽」がトレンド入りするなど「惜しかった」「夏に期待」「負けちゃったけどすごかった!!」などと能代松陽ナインをたたえる投稿が集まった。
それでも工藤監督は「決して勝てない相手ではないと思うが、気持ちで引いてしまったり臆するとか、それが全員が戦う姿勢に一人残らず向かせられなかったことが悔しい。この一戦で、全部を出し尽くすぞ。攻めていくぞっていうことを言って、死ぬ気でやろうとしたが、今日という日はもう取り戻せない。全然うれしくないです」と善戦にも険しい表情で語った。
今夏に向け「守備も攻撃も走塁もすべて鍛え直したい」と雪辱を誓った。













