侍ジャパンは12日に行われたオーストラリア戦(東京ドーム)に7―1で快勝。これで日本はB組1位となり、16日に行われる準々決勝でA組2位のイタリアと対戦することが決まった。
イタリアと言えば日本でもおなじみの指揮官がチームを率いている。米メジャーのドジャースやメッツなどで活躍したマイク・ピアザ監督(54)である。
往年の野球ファンであれば、1995年に海を渡った野茂英雄氏(当時ドジャース)の「女房役」としての印象が鮮明だろう。記者個人としてはメッツ時代に何度か直接取材をしたことがあるが、人柄は「素晴らしい」の一言に尽きる。
当時のメッツには入れ替わりで新庄剛志(現日本ハム監督)や松井稼頭央(現西武監督)らが加入。そのたびにピアザと話をする機会があったが、本人自身がイタリア移民の血筋を引いていることも影響していたのだろうか。常に気さくに振る舞ってくれた記憶しかない。
日本から大挙して訪れていた報道陣に対しても嫌な顔は見せず、ロッカー内の個別取材でも時間がある限り真摯に対応してくれていた。当時まだメジャーでは日本人選手が少なかったが、新庄や松井稼らの海外挑戦に対しても敬意を表していた。
そんな人柄だからか、ピアザが2019年にイタリア代表監督に就任後は、指揮官を慕ってメジャー経験のある実力選手が積極的にイタリア代表に名を連ねている。今大会には大谷の同僚であるフレッチャーを始め、15年にシーズン13勝を挙げたハービー、昨季マリナーズで53試合に登板したフェスタらが集結。こうした選手をイタリア代表として招集できた背景には、ピアザの存在が大きかったとも言われる。
野球大国ではないが、今大会のイタリア代表はメジャー選手がそろうだけでなく、強豪キューバを撃破するなど勢いもある。ピアザを中心として一丸になりつつあるだけに、やはり日本は侮らない方がいい。












